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「映画の共有体験」の重要性とブランドに与える影響力

こんにちは。シネブリッジの中村です。イギリスのシネアド会社、デジタルシネマメディア(DCM)が、「映画の文化的影響力と、映画の共有体験がブランドに与える影響力」について、興味深い最新レポートを発表しました。

一人で過ごす時間が増え、テレビでの共通の話題が減少し、メディア投資が主に個別に視聴されるチャネルに大きくシフトしている状況の中で、

  • 文化の現状

  • 映画が人々を結びつける役割

  • 映画の共有体験がブランドに与える影響

を理解するために調査を実施したとのこと。
では早速、調査結果を見ていきましょう。


現在、社会では、一体感が欠如しており、特に若者の間では他者からの孤立感が顕著であることが明らかになりました。それにもかかわらず、人々は依然として一体感を切望しており、映画は(コンサートやスポーツの生中継などと並んで)ポジティブな共有体験を生み出すことができるイベントの 1 つとなっています。

映画は、他者との親近感を抱くことができる強力な共有体験を提供します。これは、コミュニティ内での映画館の重要性が引き続き高まっていること、そして、若者の社会的断絶や孤立と闘う状況において、映画館が特に重要であることを浮き彫りにしています。

この共有体験がブランドにもたらすメリットは明らかで、観客は「広告と予告編」をイベント体験の一部と見なし、単独で視聴される他のチャネルとは異なり、映画は自然にブランドにとって自社の広告について話題になる瞬間を生み出す環境を作り出すと言います。


DCMでは、映画がブランドの文化的影響力を最大限に高めるのにどのように役立つかを証明するため、5 月〜 6 月にかけて映画館で実行された 5 つのキャンペーン (自動車、ゲーム、エンターテイメントとレジャー、小売、通信などのカテゴリ) を分析。

結果、映画館での広告露出が、社会的影響、ブランドの知名度、シグナリングに関連する指標においてブランドに大幅な向上をもたらすことが明らかになりました。

🎥社会的影響

🎥ブランドの名声

🎥ポジティブなシグナル

映画館は、共有できる集団体験を提供するという点で、他のメディアと全く異なっています。この調査では、「映画がブランドに提供する価値がこれまで以上に強力であることを証明しており、新製品、キャンペーン、またはメッセージの開始など、重要な瞬間に映画を使用することで、真の価値がもたらされ、観客に永続的な影響を与えることを証明した」とまとめています。


このように、映画館での広告展開は、ブランドや製品の認知度を高めるだけでなく、観客に強い印象を残すことが可能です。

広告主が効果的なマーケティング戦略を構築するためには、映画館広告(シネアド)を含めた多様なメディアをバランスよく活用することが重要であると言えます。映画館の独自の魅力を活かし、ターゲットオーディエンスに深く響くメッセージを伝えることで、ブランドの価値を最大化し、競争力を高めることができるのではないでしょうか?

何かありましたら、お気軽にシネブリッジまでお問い合わせくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。下記より、シネアドについての基本がわかる資料のダウンロードが可能です。是非ご覧ください!