
2024年映画概況発表!
映画製作者連盟より、2024年の映画概況が発表になりました。
映画館入場者数と興行収入の推移

2024年の年間興行収入は2069億8300万円で前年比144億円減の93.5%となり、2000年の興収発表以降で11番目の成績となりました。コロナ禍前の19年の最高成績2612億円にはまだ及ばなかったものの、22年以降は2000億円台を維持しました。
🎬興収内訳
邦画:1558億円(前年比76億円増)※邦画歴代最高
洋画: 511.8億円(前年比221億円減)
2024 映画興収TOP10
作品別で見てみると、漫画原作作品が上位を独占。昨年に続き邦画が8作品ランクインしました。

アニメ比率が2000年以降最大に

2020年公開の『鬼滅の刃』以降のアニメ人気が顕著となった2024年。アニメと実写の興収比率は、邦画ではアニメ58%、実写42%。洋画を含めた全体ではアニメ57%、実写43%となり、2000年以降、アニメ比率が最も高い年となりました。
先日の2024年の映画ランキングの記事でも書かせていただきましたが、『アバター』、『アリス・イン・ワンダーランド』といったハリウッド洋画大作が興収100億円を突破した2010年からのアニメと実写の興収割合推移(※興収10億以上作品対象)を見てみると、アニメの興収が5割を超えてきており、興収100億の大台突破が見込まれるポテンシャルを持った作品が「アニメ作品」に移行してきています。
2025年も既に『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が公開から10日間で興収14億円を突破する大ヒットを記録。さらには、歴史的ヒットを記録した『鬼滅の刃』第2弾の公開が控えているほか、大ヒットアニメ初の劇場版となる『チェンソーマン』、細田守監督最新作『「果てしなきスカーレット』といった話題作の公開が控えており、今年もアニメ作品を筆頭に多くのヒット作が誕生することは間違いなさそうです。