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テイラー・スウィフトのコンサート映画が大ヒット、ブランドセーフティなシネアド需要も増加

テイラー・スウィフトのコンサート映画「テイラー・スウィフト: THE ERAS TOUR」が、コンサート映画史上No.1となる大ヒットとなっています。

BoxOfficeMojoによるコンサート映画興収比較(2023年11月29日現在)


上映中、歌ったり踊ったりといった、いわゆる「発声上映(応援上映)」が推奨されており、さらにはアメリカでは動画撮影まで可能なのだそうです。

日本でも音楽・ミュージカル映画の人気は高く「ボヘミアン・ラプソディ」や「ONE PIECE FILM RED」の大ヒットも記憶に新しいところですね。

アメリカのシネアド会社、ナショナル・シネメディアによると、同映画にあわせてのシネアド(映画館CM)の申込が殺到したのだそうで、なんでも、32社に上る広告主の出稿が決まったのだそうです。

【主なシネアド出稿広告主】
キャピタル・ワン・ファイナンシャル・コーポレーション
ユナイテッド航空ホールディングス
ステート・ファーム保険
バーガーキング
マツダ自動車 ほか

出典:MORNINGSTAR

ブランドセーフティが謳われる昨今、多くのブランドが「テイラー・スウィフト」と関連付けられる映画館でのCM上映に、インパクトと、何より安全性を感じた結果がシネアドの増加に繋がったと言えるようです。

32社のうち、12社はコロナ禍以前はシネアドを実施していなかった広告主だったというのも興味深く、映画館が有用な広告媒体として改めて認識されている結果とも言えそうです。


「バービー」にも広告主が注目

今年、アメリカで最大のヒットとなった「バービー」。この大ヒットの背景には、100を超えるブランドとのタイアップが行われていたことが挙げられます。

世代を超えて愛されてきたバービーの昔ながらの知的財産(IP)を、映画タイアップという形で自社の広告に活用できる機会とあり、多くの広告主がバービーを象徴する「ホットピンクカラー」を取り入れたタイアップ広告を展開しました。

さまざまな職業、趣味、ライフスタイルを体現し、子供たちに大きな夢を持ち、多様性を受け入れるよう促してきた「バービー」というブランドへの信頼感も大量のタイアップに繋がったようです。

「バービー」は世界中でも大ヒット。大胆な手法で展開した広告主のタイアップ広告はSNSなどで拡散され世界中で話題になるなど、映画「バービー」と広告主とのタイアップはWin-Winを生み出した成功事例となりました。


12月21日からは、ビヨンセのワールドツアー「ルネサンス」が、コンサート映画「Renaissance: A Film by Beyonce」として日本でも公開が決定しています。

再び多くの広告主が「効果的な媒体」として映画と映画館に注目を集めることは間違いなさそうですね。

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