3年ぶり復活!シネアド・グランプリを決めるDCMアワード/「ディズニープラス」オリジナルのシネアドを制作し、見事グランプリを受賞
イギリスのシネアド会社デジタル・シネマ・メディア(DCM)が、毎年シネアドのグランプリを決めるDCMアワードを開催。パンデミックの影響を受けて、今年は3年ぶりの開催となりました。
「オリジナル・シネアド」部門を受賞し、見事グランプリに輝いたディズニープラスのシネアドをご紹介します。
🏆グランプリ/オリジナル・シネアド部門受賞
「ディズニープラス」
テーマ:Frighteningly Good: How Disney+ Jump Started Their 18+ Audience
代理店:Publicis Imagine
課題
家族向けのストリーミングサービスとしてイギリスで定着したDisney+。しかしながら、大ヒットしたゾンビドラマシリーズ『ウォーキング・デッド』最終シリーズのDisney+での独占配信が決定し、同サービスが家族や子供だけのものではないという認識を持たせる必要に迫られました。
展開内容
優れたホラーの力は、スクリーン上の映像よりも観客の想像力から生まれることが多いことを認識していたDisney+は、映画館こそがこの力を引き出すのに最適なメディアであると考えました。
ターゲットとなる18歳以上の視聴者に確実にリーチできる「キャンディマン」「ドント・ブリーズ2」といったホラー作品のゴールド・スポット枠で30秒のブランディングCMと40秒のオリジナルCMを上映。
映像に頼るのではなく、5.1chサラウンドと真っ暗なスクリーンの力によって、観客の想像力を刺激する映画館用のCMを制作し、全国のシネワールド、オデオン、ビューといったシネコンチェーンで展開しました。
暗い客席にいる、集中した状態の観客を利用し、感覚を過度に刺激することで期待と想像力を膨らませることにしたのです。
結果
ホラー作品に併せ、衝撃的なシネアド用のオリジナルCMを上映することで、Disney+は視聴者を驚かせ、同サービスが「大人のための素晴らしいコンテンツ」も持っていると認識させることに成功しました。
このキャンペーンは、観客にとって魅力的でインパクトのある体験になっただけでなく、映画館のユニークで没入型の環境を利用し、特定のターゲットに向けてブランドの認識に変化をもたらした素晴らしい例となりました。
さて、5回に亘りDCMアワード受賞シネアドをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?どれも「映画館」と「シネアド」の特性を活かした秀逸なシネアドでしたね。
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