3年ぶり復活!シネアド・グランプリを決めるDCMアワード/ベスト・マーケティング・フォー・グッド「シネマ・キャンペーン」部門受賞「Mind」
イギリスのシネアド会社デジタル・シネマ・メディア(DCM)が、毎年シネアドのグランプリを決めるDCMアワードを開催。パンデミックの影響を受けて、今年は3年ぶりの開催となりました。
ベスト・マーケティング・フォー・グッド「シネマ・キャンペーン」部門を受賞したイギリスとウェールズにおいて活動するメンタルヘルス関連の慈善団体「Mind」のシネアドをご紹介します。
ベスト・マーケティング・フォー・グッド「シネマ・キャンペーン」部門
「Mind」
テーマ:Connecting Mind and its services with those who need it most
代理店:メディアラボ
課題
近年、Mindは英国内での知名度と興味関心度を高めています。しかしながら、英国では4人に1人が自身のメンタルヘルスを心配していることから、Mindは特定のグループ(利用できるリソースやサービスに関する知識が不足している若い男性や白人以外のコミュニティの人々)と優先して繋がりを持つ必要がありました。
「もしこのCMがあなたの心に響いたなら、私たちに話してください」という"行動を呼びかける"クリエイティブで、スポークンワード・アーティストがメンタルヘルスの経験について語る力強いCMを制作しました。
課題は、「これらをいかにして優先順位の高い人々に、印象深い形で届けるか」ということでした。
展開内容
目の前の大スクリーンに集中している間は、観客は注意深く、リラックスした雰囲気になることから「自分自身と向き合う瞬間の場」として映画館がキャンペーンの主要なチャネルとして選ばれました。
メンタルヘルス啓発週間(MHAW)に公開された「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」にあわせてシネアドを上映開始。1週間に亘って上映したほか、OOH、ソーシャルメディア、Spotifyでもキャンペーンを展開しました。
結果
ロンドンでの月間Webサイトトラフィックが8倍になるなど、エンターテインメント環境の中で「自分自身と向き合う瞬間」を持つように促された本キャンペーンは大成功を収めました。巧みなインサイトに支えられ、大スクリーンのエモーショナルなインパクトを活用した、個人的、内省的、そして力強いシネアドとなりました。
映画館という環境を活かし、感情に訴えかけるシネアドは、日本国内でも様々展開されています。何かありましたらお気軽に株式会社シネブリッジまでお問い合わせください。