[海外レポート]広告への信頼度が上昇、18~34 歳では「シネアド」がトップ
こんにちは。シネブリッジの中村です。今日は、イギリスの広告協会(AA)の最新調査から、2024年の「広告への信頼度」に関するレポートをお届けしたいと思います。
広告協会(AA)の調査によると、2024年の消費者の「広告への信頼度」が、過去12か月で36%から39%に上昇したとのことです。
特に若者(18~34歳)の信頼度が大幅に増加し、55歳以上の世代よりも約3倍高い数値を示しました。この世代間の違いは「デジタル格差」に起因しており、若者のオンライン広告への信頼が増加する一方で、高齢者の信頼は依然として低い状態です。
また、全体的にすべてのメディアチャネルで信頼度が向上し、テレビやシネアドが最も信頼されるメディアとなっており、特に18~34歳の人々では、シネアドへの信頼度がトップ(56%)となっています。
こうした信頼の向上の背景には、ホリデーシーズンの好調な広告や「より楽しい」広告、パンデミック後のユーモアを交えた広告の復活など、さまざまな要因が影響していると考えられています。
また、広告基準局(ASA)による広告認知キャンペーンも信頼度向上に貢献しており、ASAのキャンペーンを目にした人は広告を信頼する傾向が2倍以上高いことが判明しました。
広告協会(AA)や広告基準局(ASA)は、今後もキャンペーンを拡大し、広告の信頼度向上にさらに取り組む予定だそうです。
視覚的なインパクトと集中した環境で広告を届けることができるシネアド。映画館でのブランド広告は、若者層との信頼関係を築き、より強い影響を与える手段として非常に有効であると言えそうですね。