他のメディアと比較して圧倒的な注視力を持つ「シネアド」。イギリスのシネアド会社DCMが、Lumen社とのパートナーシップによる新たなレポート「Centre of Attention」を発表
DCMが最新の調査の一環として、シネアドが他メディアと比較して、どの程度の「注視度」を生み出すかを調査。シネアドに払われる視覚的な注意の深さは他のメディアの追随を許さないことが明らかになりました。
他のメディアとの比較(Lumenのデータバンクによる)において、映画館は広告市場において明らかに「注視度においてトップ」であることが証明されました。
シネマは、他のAVフォーマットと比較して、累積視聴時間が大幅に長い
メディアにより、CMへの注視度の違いがわかるのが上記のグラフです。
(トータルアテンションの分布(1秒、5秒、10秒などトータルで視聴している(%)))
このグラフは、5秒、10秒、15秒など、トータルで見た広告インプレッションの割合を示しています。
我々は、広告を最初から見ているわけでもなく、連続した秒数を見ているわけでもない。画面を見たり、目を離したり、また見返したりしている可能性が高いのです。つまり、これは連続的な注意ではなく、累積的な注意を示しています。
Facebook広告・・・2秒以上見られている広告は10%未満
Youtube広告・・・視聴の開始点が高く、CM冒頭は注視力が高いが、5秒を超えて見られている広告はほとんどない
TVCM・・・15秒を超えて見られている広告が約25%
シネアド・・・高い視聴率を達成し、視聴者を広告のかなり多くの時間引きつけることができている
映画館(シネアド)は長い間、広告主に対して「集中した状態にある」観客を提供してきています。スマホの使用や通話を禁止するルールが浸透しており、観客はお金を払って暗い部屋に座り、目の前に広がる大スクリーンと、映画館ならではの優れた音響設備に全神経を集中させるのです。
映画館サイドが実際に観客を入場させることができれば、雑念が少なく、「Fidelity(忠実度)」高く配信されるシネアドがブランドにとって有益であることは驚くことではありません。
Lumen社と共同で作成したこの「Centre of Attention」レポートでは、1秒でも注意を引くことができれば、想起やメッセージの吸収の可能性が飛躍的に高まることを指摘しています。
広告認知、ブランド認知、検討、行動意図のすべてが映画館で最大
ディファレント社が過去6年間に行った別の調査では、広告認知(17%)、ブランド認知(19%)、検討(16%)、行動意図(23%)のすべてが映画館で最大となることが示唆されています。
以前のDCMの調査では、「ほぼすべての広告主」が復帰したため、シネアド売上はほぼ2019年の水準に達したとされています。
また、アメリカでは近年、スキップされないシネアドで長尺CMを展開するのがトレンドとなっているといいます。
注視力が高く、スキップされないメディアとして、シネアドは海外でも多くの広告主から活用されています。