2024年上半期の映画興行を総括。2024年上半期映画ランキング&下半期の注目映画
こんにちは。株式会社シネブリッジ、マーケティング担当の中村です。6月に入り、映画業界では早くも2024年上半期を総括する時期となりました。
この上半期にはどのような作品がヒットしたのでしょうか?上半期を振り返りながら、下半期に注目したい作品をご紹介します。
2024年上半期映画興行
2024年上半期映画ランキング
昨年上半期に続き、今年の上半期も「アニメ」が映画のヒットを大きく牽引。邦画から多くのヒット作が誕生しました。
上半期の興収1位は『劇場版 名探偵コナン 100万ドルの五稜星』。シリーズ歴代1位を記録した前作『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の興収138.8億円を超える140億円を突破。現在も上映中で、興行成績を伸ばしています。(2024年6月4日現在)
続く2位に『劇場版 ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』、3位に『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White 』と邦画アニメがランクイン。いずれも原作ファンを中心に集客し、大ヒットを記録しました。
10代〜20代の来場が60%
上位10作品の来場者を年代別に見てみると、10〜20代が60%という結果に。Z世代に刺さった作品がヒットとなっていることが明らかになりました。
SNSでバズった『変な家』
「思っていたより怖かった」「怖すぎる」としてSNSで話題を呼んだ『変な家』が、ホラー好きのティーンに刺さり予想を上回るヒットを記録。「怖いもの見たさ」にイベント感覚で映画館に足を運んだ若い世代も多かったようです。
原作は、雨穴氏のYouTube動画をもとにしたホラー映画。人気コンテンツとして、TikTokなどでも関連動画が拡散されるなど、既に幅広く周知されていた作品だったというのも、今回のヒットに繋がったようです。
2024年下半期公開映画 注目作
下半期も話題作の公開が続々と控えています。
2024年下半期の豪華ラインナップを見てみましょう。
┗ 邦画アニメ
下半期も邦画アニメの勢いが続きそうなラインナップとなっています。
『ヒロアカ(8/2公開)』『クレヨンしんちゃん(8/9)』『プリキュア(9/13)』といった人気シリーズの最新作が公開になるほか、「聲の形」で知られる山田尚子監督による『きみの色(8/30)』、「あの花」「ここさけ」「空青」のスタッフによる最新作『ふれる。(2024年秋)』など、若い世代に人気の監督・スタッフによる最新作の公開も控えています。
┗ 邦画実写
邦画実写は、『踊る大捜査線』シリーズ(10/12、11/15)が12年ぶりに再始動するとして早くも注目を集めています。日本映画興行史に数々の金字塔を打ち立てた人気シリーズの復活とあり、大きな盛り上がりを見せることは間違いなさそうです。
その他、シリーズ第4弾となる『キングダム 大将軍の帰還(7/12)』、マンガ大賞2020を受賞した漫画を実写化する『ブルーピリオド(8/9)』、三谷幸喜監督最新作『スオミの話をしよう(9/13)』、人気漫画を永野芽郁と佐藤健主演で実写化する『はたらく細胞(12月)』、社会現象を巻き起こした漫画を実写化する『【推しの子】(冬)』など、バラエティに富んだラインナップとなっています。
┗ 洋画アニメ
上半期は邦画に押されがちだった洋画ですが、下半期には、大人気ミニオンたちを生み出した『怪盗グルー』最新作(7/19)と、ディズニー/ピクサー『インサイド・ヘッド』の続編(8/1)と、日本でもお馴染みのキャラクターたちが登場する人気アニメシリーズの公開が控えています。
┗ 洋画実写
洋画実写も人気シリーズの最新作が続々と公開されます。『デッドプール&ウルヴァリン(7/26)』、『エイリアン:ロムルス(9/6)』『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(10/11)』、『ヴェノム:ザ・ラストダンス(11/1)』、『ライオン・キング: ムファサ(12/20)』といったメジャータイトルが公開されるほか、ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットが共演する『ウルフズ(9/20)』の公開も決定。
下半期には洋画が盛り返しを図ることが期待できそうです。
以上、2024年上半期の映画興行と下半期の注目作品についてご紹介しました。下半期も公開が楽しみな作品ばかりですね。
2024年夏も猛暑が予想されており、映画館は涼を求めるお客さんでも賑わいを増すことが予想されます。シネアドほか何かありましたらお気軽にシネブリッジまでお問い合わせくださいね。