日本人にはアリ?ナシ?海外の映画館での過激なプロモーション事例5選
こんにちは。シネアド(映画館CM)を扱う広告代理店シネブリッジです。
規制の違いから、日本より過激なCMやプロモーションが多い海外。映画館での広告主によるプロモーションも、日本では考えられないようなものが展開されています。
これらがもし日本で展開されていたら・・・?
アリ?ナシ?さて、どっちでしょう?
【過激度★☆☆☆☆】
ハイネケン「スニークプレビュー」
ハイネケンがイタリアで、メインターゲットである男性たちの望みを知るため「レディ・バイオレットの日記」という嘘の恋愛映画の試写会にカップルを招待しました。
招待された男性客は、退屈そうな恋愛映画ではなく、実はSFアクション映画の試写会と知って大喜びとなりました。
一緒に来た女性はどうだったのか?気になるところですが、結果「G.I.ジョー」が面白ければ喧嘩にはならなそうな気もします。
【過激度★★☆☆☆】
バーガーキング「ピエロを信じるな!」
世界中でお互いを揶揄する広告合戦を繰り広げてきたバーガーキングとマクドナルド。最近では、渋谷センター街に掲出されたバーガーキングの広告も大きな話題を呼びました。
2017年には、ドイツでバーガーキングが、マクドナルドを挑発するプロモーションを映画の試写会で実施しました。
一瞬でお客さんを笑いに包んだバーガーキングのこの施策。そもそもマクドナルド=ピエロの高い認知度があって成り立つプロモーションとなりました。
【過激度★★★☆☆】
グローナルンド遊園地「ドッキリ!キスカム企画」
ストックホルムの映画館で、グローナルンド遊園地がホラーアトラクションオープン告知のためのドッキリプロモーションを実施。スクリーンに映し出されたカップルはキスをする決まりとなっている欧米のスタジアムなどで行われている「キスカム企画」を映画館で実施したもの。
なんとも心臓に悪いプロモーションですね。何の映画を観に来た方々に実施したのかが気になるところです。
【過激度★★★★☆】
スマート・エナジーGB「ライブ4Dシネアド」
イギリスで、スマートメーター導入を普及するための国家的なキャンペーン“スマート・エナジーGB”が、促進のためのバイラル・キャンペーンを映画館の4Dとライブアドを利用して実施。
イギリスでのスマートメータープロジェクトは消費者が使用電力量を見られるようにすることが目標の1つであり、2020年までに各家庭に導入されることになっていました。
なかなか過激なプロモーションですね。ポップコーンをかけられたお客さんのフォローは大丈夫だったのかな?(仕込み客?)なんて、どうしても日本人的発想をしてしまいますが、映画館での忘れられない広告体験となったことは間違いなさそうです。
【過激度★★★★★】
TiVO「前代未聞のレコーダーのPR」
これは「過去イチ大胆な映画館でのプロモーション」ではないでしょうか?というのも、映画の一番盛り上がるクライマックスシーンに、いきなり映画と全く関係のないCMを流すというトンデモナイもの。
さっきまで怒っていた招待客も、最後は笑顔で拍手喝采。299ドルのレコーダーをもらえるなら、これはアリだったということでしょうか?
いやー、映画ファンとしては、これはアリなのか、ナシなのか、悩ましいところです。ダニエル・クレイグ扮するボンドのクライマックスシーン、邪魔されずに最後まで観たいですよね?
以上、過激なドッキリにもおおらかに笑って許してくれそうな海外ならではの事例をご紹介しました。日本人の真面目な国民性でも笑って許されそうなものもあれば、クレームがでそうなものまで様々ですね。みなさんはアリでしたか?ナシでしたか?
アイデア次第で映画館もユニークな広告空間として活用が可能です。何かありましたら是非シネブリッジまでお問い合わせくださいね。