神経科学がシネアドのインパクトを説明。シネアドが記憶に残る理由とは?
こんにちは。映画館広告専門代理店シネブリッジの中村です。私たちの扱うシネアド(=映画館の大画面で観るCM)は、最も記憶に残るメディアとして世界中で活用されていますが、今回、イギリスで「記憶に残る理由」を神経科学から研究した興味深い結果が報告されたので、ご紹介したいと思います。
これは、イギリスのシネアド会社パール&ディーンが調査会社ニューロインサイトと「シネアドと他のメディアを観たときの脳の反応の違い」について研究したもの。それにより、シネアドは他のメディアと比べて、記憶に残る理由が「神経科学」で証明されました。
1.シネアドはより「興味・関心」を高める
下記4つの神経科学分野において、シネアドは標準的な脳反応から脳の活動を向上させることが判明しました。
これはシネアドが鑑賞者に「個人的な興味・関心度合いを高め」させ、潜在意識の記憶に「強く暗号化」されていることを示していてます。また、シネアドが「広告メッセージ、ブランド、感情、クリエイティブを想起する機会を高めて」いるのです。
2.エンゲージメントの向上
エンゲージメントという点では、シネアドは他のメディアと比べて、個人的な関連性を生み出すことが「特に強い」ことがわかりました。
個人的な関連性やエンゲージメントの点でシネアドに最も近いのはラジオとソーシャルで、シネアドはそれぞれ+11%と+9%の平均上昇率を記録。これは、ラジオとソーシャルがより「親密な」メディアであること、またソーシャルが個人向けに特別にコンテンツを厳選していることによるものと考えられます。
3.より高い想起性
他のメディアと比較して、シネアドは「詳細な記憶、全体的な記憶、エンゲージメント/個人的な関連」の面でより優れたパフォーマンスを発揮する傾向にあることが分かりました。
4.シネアド vs テレビCM
さらに、ニューロインサイトは、平均 885 以上の TV スポットに関する以前の研究データを使用して、シネアドとTVCMの効果の違いを比較。CM秒数が異なる場合、記憶やエンゲージメントに及ぼす影響に違いがあるのかを研究しました。
30 秒のシネアドは、30 秒のテレビCMよりも記憶とエンゲージメントに影響を与える可能性が 1.75 倍高く、 60 秒の場合、シネアドはテレビよりもこれら 2 つの要素に影響を与える可能性が 1.71 倍高いことが明らかになりました。
映画館での優れた視聴環境でのCM体験は、神経科学の観点から見ても、CM接触者とのエンゲージメントに有効であるようです。なかなか面白い調査結果でしたね。何かありましたら、シネブリッジまでお気軽にお問合せくださいね。媒体資料などもお送りさせていただきます。