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【シネアド以外のアイデア】こんな場所も広告に!映画館を使ったアンビエント広告事例10選

こんにちは。シネブリッジのマーケティング担当、中村です。映画館での広告といえばシネアド(映画館CM)が一般的な広告手法として知られていますが、映画館での広告展開、実は様々な場所でできるんです。

そこで今回は、映画館を使った秀逸なアンビエント広告事例をご紹介します。


1.映画館の足元ライトを活用

トライデント・シネマ(モロッコ)

「どんな小さなライトも”トライデント・ホワイト”を宣伝する大きなチャンス」と捉えたキャドバリーが、スクリーン内の足元を照らす小さなライトに注目。暗闇の中で足元を照らすライトを、光り輝くトライデント・スマイルに変えて商品訴求を図りました。(2008年)


2.映画館の暗闇を活用

クリチバ動物園「ナイトツアー」開催中(ブラジル)

ナイトツアーを開始したブラジルのクリチバ動物園が光る壁面ステッカー・アドを展開。真っ暗なスクリーン内を夜の動物園に見立て夜間営業を告知しました。(2008年)


3.映画館の座席を活用①

シュコダに乗ったことある?(イタリア)

「シュコダ」のギアシフトとダッシュボードをPRするため、映画館の座席をシュコダの運転席に見立てた広告を展開。ターゲットとなる20~50代の家族連れの男性に向けて同車の試乗を促しました。

ちなみに、同社は飛行機の手荷物棚をダッシュボードに見立てた広告も展開しています。なかなか目の付け所がいいですよね。


4.映画館の座席を活用②

ベッドルーム・シネマ(ロシア)

IKEAがロシアの映画館の座席をすべて同社のベッドにしてしまうプロモーションを実施。入り口ではスリッパも配られ、まるで自宅のベットで寝転んでいるかのように映画を楽しめるというもの。万が一、映画を観ながら寝ちゃってもこれなら仕方ないですね。(2014年)


5.スクリーンカーテンを活用①

IKEAカーテン(香港)

かつて映画館にはスクリーンカーテン(マスク)と呼ばれるものがあったのをご存知でしょうか?

🎬スクリーンカーテン(マスク)とは

✔ 映画は、ビスタサイズ(余白あり)かシネスコサイズ(余白なし)のどちらかで上映されることが多く、劇場によっては、スクリーンカーテンで余白を隠して上映をしていました。

✔上映作品の画角にあわせてレンズ調整をするのに昔は時間がかかっていたため、スクリーンをカーテンでゆっくり開くことで時間稼ぎをしていたとも言われています。

こちらはIKEAが、香港でそのスクリーンカーテンを活用して広告展開した事例。スクリーンに何枚もの自社カーテンを設置。次から次へとカーテンが開き、最後にスクリーンに「どのカーテンがお気に入りでしたか?」と映しだされるスクリーンカーテンに見立てたシネアドを展開しました。映画が始まるワクワク感をさらに盛り上げてくれる広告にもなっていますね。(2010年)


6.スクリーンカーテンを活用②

コンパクトカー(トルコ)

小型車Smartの「どこにでも停められる」特性を謳ったシネアドを“スクリーンカーテン”を使って展開。左右のスクリーンカーテンが徐々に閉じていき、客席から見えるスクリーンの幅が狭くなったところで、Smartが登場。どんな場所にもフィットするマイクロコンパクトカーの特性を訴求しました。(2014年)


7.敬遠されがちな最前列を逆手に活用

LOTポーランド航空「ビジネスクラス」(ポーランド)

LOTポーランド航空が、ボーイング787のハイクラスをPRするためシネアドと連動したプロモーションを展開。あたかも飛行機の中にいるような映像のシネアドを上映し、壁には飛行機の窓を投影。スクリーンにはドリンクとおつまみのサービスが映し出され、ビジネスクラスに見立てられた映画館最前列の観客にはドリンクとおつまみのサービスが行われるというもの。

映画館では敬遠されがちな最前列の席を逆手に取り、飛行機の中では最上の座席であることをPRしました。(2015年)


8.天井を活用

日産コンバーチブル・カー(ドイツ)

日産がコンバーチブル・カーの気持ちよさを体感してもらうために、スクリーンではなく、シアターの天井に映像を上映。このシネアドにより、試乗希望者が通常より19.2%もアップしたのだそうです。(2008年)


9.レストルームミラーを活用

双方向ミラーキャンペーン(フランス)

フランスの衛星デジタルテレビチャンネルJIMMYが、法律ドラマ『ザ・プラクティス』の放送告知を映画館のレストルームで展開。レストルームの鏡をマジックミラーのように見せかける手法で番組を告知しました。(2009年)


10.映画館全体をジャック

青の洞窟が出現(日本)

日清フーズが「青の洞窟」ブランド発売15周年を機に、新コミュニケーション戦略を展開。TOHOシネマズ六本木ヒルズとタイアップし、映画館のメインロビーを青の照明でライトアップするなど、映画館全体を青でデコレーション。さらには、六本木ヒルズの玄関口にあたるメトロハットを壁面広告で覆い、六本木ヒルズ周辺を“青”に染める“六本木BLUEジャック”を実施。六本木に青の洞窟を出現させました。(2010年)


以上、アイデア次第で映画館の様々な場所が広告として活用できる事例をご紹介しました。映画館でこんなことができないか?何かありましたら、まずはシネブリッジまでご相談いただければと思います。


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