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【広告のアイデア】映画館の暗闇を活かしたシネアド

こんにちは。映画館専門広告代理店シネブリッジ、マーケティング担当の中村です。映画館という環境を活かした「映画館ならでは」のシネアドがこれまでにも展開されています。今日は映画館の「暗闇」を活かしたシネアドをご紹介したいと思います。



暗闇を活かしたシネアド(映画館CM)

[イギリス] FCA、投資の誇大広告のリスクを警鐘

FCA(金融行動監視機構)が、投資の誇大広告のリスクについて謳った初のシネアドを実施。米ゲームストップの株価急騰を巡る実話を映画化した「ダム・マネー ウォール街を狙え!」(2024年2月2日公開)にあわせて、本編直前となるプレミア枠ゴールド・スポットでシネアドを展開しました。

真っ暗な画面が映しだされる中「大金を稼ぐ秘密を特別に教えます」という甘いセリフが流れてきます。CMが進むにつれ、そのセリフはただ、匿名の情報提供者によるSNSへの書き込みであることがわかるというもの。

観客の注意を引き付ける手法で、投資の誇大広告に警鐘を鳴らしました。(2023年9月)


[ニュージーランド]ウェリントン動物園、新エリアを鳴き声で表現

ニュージーランドにある「ウェリントン動物園」が、園内に新しくオープンする“アジアエリア”の告知をシネアドで展開。「今まで以上に動物に接近できる」ことを真っ暗な映像に、アナウンスと動物の鳴き声のみを流して表現。真っ暗な映画館という空間を活かしたシネアドを展開しました。(2012年10月)


[日本]フマキラー、誰もが嫌いな”アレ”を体感

※イメージ図

フマキラーが「ベープ」の告知のため、映画館の特性を利用し、「蚊が電気を消したときに限って襲ってくる」という誰もがイメージできる嫌なシーンを再現する「体感シネアド」を展開。

場内が暗くなると、場内のどこからかブーンという蚊の嫌な羽音が聞こえてきます。そして、場内が明るくなると羽音が止み、また電気が消えると羽音が聞こえてくる・・・。これを何度か繰り返した後、最後に商品パッケージとコピーがスクリーンに映し出されるというもの。

ネタ晴らしの際には、場内から大きな笑いとどよめきがおこり、高い話題性として多くのメディアでも紹介されました。観客が体験を共有できる映画館だからこそ効果を発揮したプロモーションとなりました。(2005年6月/※弊社の案件ではございません)


いずれも映画館の特性を上手く活かした没入感を感じるシネアドではないでしょうか?アイデア次第で面白い広告展開ができるの映画館ならでは。何かありましたらお気軽にシネブリッジまでご連絡くださいね。

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